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DLS Cross Talk

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高め合う仲間がいるから。
A supportive environment

私たちが過ごす「今」は新時代の過渡期にあって
テクノロジーも組織のあり方も、ものすごいスピードで変わっていく。
現状維持では後退するばかり、だからDLSは挑戦しようとする姿勢を歓迎します。
一人ひとりが個性を伸ばしながら、刺激を与え合い、共に価値を生み出す。
静かな情熱に満ちたDLSの風土をご紹介します。

同期 × 同期

Same Period

萩原 楓弥

CXプラットフォーム開発部CX開発統括グループ
2019年入社

岸本 玲子

個人保険システム第一部ワークフローグループ
2019年入社

佐野 仁哉

デジタル推進部データサイエンス推進グループ
2019年入社

刺激を与え合い、互いに頼みとし、そして成長の原動力となる。
それが「同期」という関係。

支え合う関係性、その原点は新人研修にあり

萩原: みんなとしっかり顔を合わせるのは、新人研修以来かな。今はそれぞれ別の部署に配属され、頻繁に交流があるわけではないけれど、それでも同期の絆は特別だと思う。
岸本: うん、きっとそうだね。研修のとき同じチームの佐野君が頼もしかったことは、強く印象に残っているよ。それから新人研修の最終日に、萩原君を筆頭に同期数名で、お世話になった研修担当の方に向けて素晴らしいオリジナル曲を贈ったこともいい思い出だね。
佐野: 今となっては懐かしいね。岸本さんは、協調性があって活発で……という印象だな。新人研修でのチームの一体感は、きっと岸本さんが生み出してくれたものだと思う。それから萩原君はコミュニケーション能力に秀でた人。確か、就活アドバイザーを務めていたよね。まさに適任だと思うし、きっと就活生も萩原君がサポートしてくれたら安心するんじゃないかな。
萩原: ありがとう!佐野君とは研修ではチームが違ったから、それほど交流はなかったけど、とても目立つ存在だった。向上心の塊で、当時からリーダーシップを発揮していたイメージ。
岸本: そうそう、率先して情報処理技術者試験の勉強会を開いてくれたことは忘れないよ。おかげで、無事に試験に合格できたんだよね。あの時ばかりは、同期というより講師のような存在だったね(笑)。
佐野: 誰に言われたわけでもないけれど、自然と支え合うような関係なれたのは、やはりDLSらしいというか、みんな根本的にサポーティブな気質なんだと思う。

分野は違っても、挑戦する姿勢は共通

岸本: 佐野君のデータサイエンス推進グループは、比較的、新しい部署なんだよね。注目度の高い分野だから、どんなことに取り組んでいるか気になっているんだけど。
佐野: うん、僕たちのミッションは、第一生命グループのデータの利活用を推進すること。今担当している案件としては、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツール-蓄積された大量のデータを分析して、経営戦略等の意思決定に役立てるものなんだけれど、そのツールを使用したダッシュボードの開発に携わっている。日本を代表するようなベンダーやコンサルタント企業の方々と一緒に仕事をする機会も多くて、日々勉強になることばかり。
萩原: 岸本さんが携わっているクラウド活用も、とても注目されているよね。
岸本: 利便性が高く構築コストが低いという点で、クラウド活用が進んでいるね。私は第一生命の職員が使用するシステムの画面やワークフローの開発を担当しているんだけど、まだ使いづらいところもあって、手探りの段階かな。もっと知識の体系化を進めて開発を円滑にしたいと考えているところ。
萩原: みんな、それぞれの分野で新しいことに挑戦しているね。その点でいうと、僕の挑戦はアジャイル開発かな。短期間に設計、開発、テスト、リリースを繰り返して、従来よりも迅速に開発を進めていく手法なんだけど、本当にものすごいスピード感で・・・。
佐野: スピード感をもって開発するための技術力は大事だと思うし、第一生命グループ内外を問わず、DLSのプレゼンスを高めるためにも、実際に開発を担当するエンジニアである萩原君の挑戦がとても重要な意味を持つように思うな。
萩原: とても貴重な機会をもらっていると感じるよ。将来は「萩原に頼れば大丈夫」と言われるようなスペシャリストを目指したい。

刺激を受け、モチベーションを高めてくれる存在

佐野: 今だから言えるけど、実は新入社員の頃、同期の活躍を聞くと「自分は同期に比べて遅れを取っている」と悔しい思いをしていたんだ。
萩原: 意外・・・だけど、分かる気がする。同期を意識して焦ってしまう気持ち。
佐野: 今となっては担当業務や成長のスピードはそれぞれ違うので、焦るものではないと理解しているけどね。社内で誰も持っていないBIツールの資格を取得したのも、当時の焦りや悔しさが原動力だったりする。
岸本: 成長の原動力になるなら、同期からプレッシャーを受けることも大切なんだろうね。
萩原: 確かに仕事で同期の活躍を聞くと、自分ももっと頑張ろう!とモチベーションが上がるかな。と同時に、仕事以外でも一緒に旅行に行ったり、家でゲームをしたり、僕にとって同期は大きな存在になっている。
岸本: 例え部署が違っても、同期が頼りになることは変わらないと思う。活躍している領域が異なるからこそ、それぞれの技術や知識を学び合うことができるし、その関係性は今後もっと重要になると思う。
佐野: 今後も一人ひとりが技術力を磨き、その技術力を基礎として幅広いクライアントにソリューションを提供できるようなれたらすばらしいね。

先輩 × 後輩

Elder Junior

長井 志歩

インフラテクノロジー推進部インフラ開発第三グループ
2017年入社

池田 真采

インフラテクノロジー推進部インフラ開発第三グループ
2021年入社

DLSの先輩・後輩はただの上下関係ではない。
信頼できるお互いの存在が、高みへと導いてくれる。

あふれる熱意と丁寧に向き合う

長井: 私にとって池田さんは、初めて育成を担当した後輩だから、いまだに気になる存在。今は違うプロジェクトに携わっているけど、仕事は順調?
池田: 先日、大型システムの更改作業を行いましたが、緻密な段取りが必要で苦戦しました。他部署との連携に不備があり、処理にエラーが出てしまったんです。幸いにして、チームの皆さんが迅速にフォローしてくれたおかげで、スケジュールに影響は出ませんでしたが。
長井: そのプロジェクトのことは知っているよ。池田さんが全力で業務にあたっていたことも。新人として配属された頃と比べて、すごく成長したよね。
池田: 配属された当初の私は、本当に何もかも分からなくて。その時に育成担当の「インストラクター」として私に付いてくれたのが長井さんでしたが、よく見捨てないでいてくれました(笑)。
長井: 積極的に質問してくれる池田さんの姿勢から「知りたい!」という熱意が伝わってきていたし、理解したときの反応も良かったから教えがいがあったよ。
池田: 私が話しかけやすいように、いつも配慮してくれていましたよね。長井さんに教えていただいて本当によかったな、と。

初めての開発案件を通して成長が加速

長井: 初めて一緒に取り組んだ開発案件は、他システムとのファイル連携処理の構築だったね。私が書いた外部設計書に沿って、池田さんにプログラムを組んでもらいました。
池田: 配属から間もなくて、長井さんにひとつひとつ教えてもらいながら作ったことをよく覚えています。申し訳ないと思いながらも、やはり質問攻めでした。
長井: あの時に実践の経験をしっかり積んだことで、池田さんは大きく成長したんじゃないかな。新人研修ではJavaを学んだと思うけど、あのプロジェクトではUNIX系の言語だったね。エンジニアとして確かな一歩を踏み出したように見えたよ。
池田: そう言ってもらえたら、励みになります。確かにUNIX系の言語に挑戦した経験は、それ以降の運用にも活かされていると思います。今ではエラーが起きたとき、コードを確認して原因を突き止める一連の対応にも慣れてきたと自分でも感じています。
長井: 一緒に作ったあの処理プログラムは順調に動いていて、お客さまに活用していただいているみたいだよ。私にとっても思い入れのある仕事になったな。

離れていてもさらに強くなる信頼関係

池田: 少しずつ業務に慣れてくるにつれ、長井さんの存在感が大きくなっていくようにも思います。ものすごい速度で作業をこなし、主体的にプロジェクトを進めていくスキルもそうですし、先輩でありながら、気の置けない仲間のようにも接してくれる姿勢もそうで。まさに私のロールモデルです。
担当する業務が変わっても、一緒に遊びに行ったりしてますね。先日、会社のみんなで行った謎解きイベントはとても楽しかったです。
長井: そうそう、盛り上がったね。なんと所属長まで参加してくれて! この会社の良いところは年齢、役職を越えたフラットな関係性だと思っているんだよね。
池田: 私もそう思います。この会社に入った決め手は風通しの良さや人柄の良さでしたが、まさにそれを日々実感しています。
長井: 池田さんと私、いつかそれぞれがチームを率いる立場になって、同じ案件に携わることができたらいいね。「この業務は私に任せて!向こうの業務は池田さんがいるから安心。」きっとそんな関係になっていけるんじゃないかな。

リーダー × メンバー

Leader Member

上野 誠英

個人保険システム第二部 期日年金グループ
2007年入社

金澤 和哉

個人保険システム第二部期日年金グループ
2011年入社

そのチームは生き生きとしているか。そのチームはチャレンジングか。
鍵を握るのはリーダーの存在。
より良い環境づくりのために、リーダーが為していることとは。

高い期待に応えるため、一体となって立ち向かう

金澤: 先日はありがとうございました。色々お話できてとても楽しかったです。
上野: 結構、長い時間じっくり話したよね。その中でも少し話題に上ったけれど、改めて私たちの仕事の醍醐味って何だろうね。
金澤: そうですね、やはり高いクオリティを実現することでしょうか。私たちの期日年金グループでは、手掛けるプロジェクトの多くがユーザーの目にふれるアプリケーション領域のものですよね。失敗は出来ないし、プレッシャーも大きい。その壁を乗り越えて、期待以上のものを創り上げることが私たちの仕事の面白さだと思うんです。
上野: インパクトのある開発や困難なプロジェクトが多くて、だからこそ、稼働したときの達成感は何事にも替えられないものがある、と。
金澤: しかもそれをチームのみんなで成し遂げていく。この一体感、風通しの良さはDLSの強みだと思いますが、陰になり日向になり、挑戦しやすい環境づくりを構築してくれているのが、上野さんをはじめとするリーダーたちだと思っています。
上野: 仕事の壁を突破したり、モチベーションを高める上で、コミュニケーションほど重要な要素はないと思う。例えば、ふらっと若手の席に立ち寄って少しでも言葉を交わしたり、そうした些細なアプローチも大切だと考えていて。安心して業務に集中し、最大限のパフォーマンスを発揮してもらいたいからね。

優しい言葉だけがコミュニケーションではない

上野: 随分昔になるけれど、金澤君と一緒に取り組んだ「DL Pad Ⅱ」 の開発プロジェクトは思い出深いね。当時は私も役職に就いていたわけではなく、難易度の高いプロジェクトに挑戦するエンジニア同士だったね。
金澤: 同じエンジニアでも、先輩である上野さんからは設計の進め方や調整の仕方など、いろいろ教えていただきました。
上野: 私たちがプロジェクトに加わった一年半の間、山場はテスト工程でバグが見つかった頃かな。大規模な開発案件だったので、機能ごとにチーム分かれていて、チーム間の調整も非常に難航した。
金澤: 上野さんが先頭に立って、他チームの担当者と交渉してくれましたね。あの時は、本当に頼もしかったな。
上野: 金澤君のような後輩たちを守る必要があったから、相手が上司や先輩であっても、言うべきことは言わなければと、自分を奮い立たせていたことを覚えているよ。そして、荒波を立てないようにと言葉を飲み込んでいては、プロジェクト全体が危機に陥る──そんな場面があることを私自身も学んだんだよね。
金澤: 一概にコミュニケーションが大切といっても、心理的な安全を確保するための優しさも必要だし、果断として道を切り開いていく厳しさも必要ということですね。

次の世代へと引き継がれていくリーダーの在り方

上野: あの頃と比べると、金澤君は格段に成長したよね。当初から優秀だとは思っていたけれど、期待していた通りに視野が広がって、視座が上がってどんどん進化しているな、と。今では金澤君もメンバーを率いる立場になっているしね。
金澤: ありがとうございます。上野さんのおかげで、チャレンジする機会をたくさん与えてもらっていると思います。次の課題は、リーダーとしてチームを上手く采配することだと思っていて・・・
上野: どちらかといえば金澤君は、何でも自分でこなしたい気質だよね。
金澤: 上野さんからは、メンバーにタスクを割り振るようにと教わりましたが、つい自分の手を動かしたくなってしまいますね。でも、上野さんを倣って、常に相手の目線で物事を考えることや、日常の何気ない会話を大切にするようにしています。
上野: だいぶリーダーとして板に付いてきたように見えるよ。チームの誰もが安心して力を発揮できる環境や、チャレンジする姿勢を大切にする風土は、ぜひ、後輩たちにも引き継いでいきたいね。
金澤: さて、今日もこれから大型システムの更改案件で、上野さんと打ち合わせですね。より高いレベルでのユーザーへの提案やユーザーが理解しやすい資料の作成など、アドバイスを頂ければありがいたいです。これからもよろしくお願いします。

内販事業 × 外販事業

Internal sales External sales

伊原 蓮弥

CXプラットフォーム開発部CX開発第二グループ
2020年入社

山﨑 将仁

金融システム部ERPグループ
2020年入社

第一生命を顧客とする「内販事業」と、第一生命以外の企業に向けた「外販事業」。
フィールドが異なれば、見えてくるものも違ってくる。
若手社員が考えるそれぞれのミッション、難しさ、やりがいとは。

異なる環境にもまれ、強靭な対応力を養う

伊原: 同期で、しかも、大学でも同じ研究室に所属していたけど、同じ会社に入るというのは、直前に知ったんだよね。
山﨑: あの時は驚いたね。まさか! 言ってよ!ってね。伊原君は今、CXプラットフォーム開発部でどんな業務を担当しているの?
伊原: 第一生命の顧客情報の保守管理やその活用に携わっていて、例えば、第一生命の営業職員が保険の提案活動等で使用する「DL Pad Ⅱ」と呼ばれる端末にデータ連携をしたり、ご契約者さまが利用する専用サイトのデータを管理するシステムを担当しているよ。
山﨑君は、第一生命グループ外のお客さまにシステムソリューションを提供する、いわゆる外販事業に配属になったね。やはりグループ外のお客さまに対応するとなると、業務も大きく違ってくるものかな?
山﨑: 保守や開発を行なっているという点では、違いはないのかもしれないね。だけど、お客様ごとに求められることやルールが異なるから、柔軟な対応が求められるように思うな。
伊原: なるほど。お客さまには、第一生命グループとしての開発力や運用力を期待されると思うけど、その分ハードルも高くなるよね。
山﨑: だからこそ、やりがいが大きいんだと思う。サービスデスク業務も担当しているんだけど、DLSを代表する立場として、お客さまからの質問には、迅速かつ的確に応えなければいけない。そのプレッシャーを乗り越えて、ビシッと回答できたときは自分自身の成長を実感できるかな。

技術動向にアンテナを張り、成長へと繋げる

山﨑: 伊原君は、最近大きな案件を担当したって聞いたよ。
伊原: 保険契約者向けの自動通知機能をアップグレードする対応。その時、初めてビジネスパートナーと連携してプロジェクトを進めたんだけど、日程調整や進捗管理が大変で、調整力やコミュニケーション能力がいかに大事かって痛感したな。
山﨑: 経験してはじめて、自分に足りないものがわかるよね。若手でも大きな案件に携わらせてもらえるのは、きっと土台として、研修等の育成環境が充実しているからだよね。資格取得の支援もあって、システム知識や最新技術等、学びたい内容を自ら選んで学べるところがありがたいな。ERP(統合基幹業務)システムの代表的な製品としてSAPというものがあるんだけど、ERPグループではSAP認定コンサルタント資格の取得を支援してもらえている。
伊原: SAPについては、CXプラットフォーム開発部では扱うことはないかな。SAPにかかわらず、外販事業に携わっているからこそ得られる知見があることは、とても重要じゃないかな。それをDLS社内に展開することで、組織としても成長できそうだね。
山﨑: 確かにそうだね。DLSは若手の意見をとても大事にしてくれる。だから、外販事業の中で発見した気づき等は、積極的に発信していきたい。

これからもDLSの付加価値を高めていくために

伊原: 少し話題が変わるけど、この仕事に求められる資質は何だと思う?
山﨑: 妥協せずに最後までやり抜くことかな。分からないことは徹底的に調べ、そのままにしないこと。これはおそらく、内販事業、外販事業を問わず共通だよね。
伊原: そうやって地道にナレッジを蓄積することで、DLSの付加価値が高まる、と。
山﨑: そうだね、特に外部のお客さまに接していると、ナレッジの蓄積と共有が自分たちの強みに繋がっていると感じるな。今後の目標についてはどう?
伊原: 現在の担当領域にとどまらず、関連するシステムについての理解も広げていきたいと考えている。業務上、他担当からデータの連携を受けることが多くて、様々なシステムの知識があれば、認識相違によるミスも防げるだろうから。そうした幅広い知見をもとに、新しいシステムを提案してみたいな。
山﨑: 内販事業,外販事業 それぞれで得た知見を共有して取り込んでいけば、組織としてより進化できるかもしれないね。若手の僕たちが、活発に情報交換をして、それぞれの顧客先で活かしていけたらいいね。

エキスパート × エキスパート

Expert

八幡 一紀

デジタル推進部イノベーション推進グループ
1998年入社

髙井 悠輔

インフラテクノロジー推進部サイバーセキュリティグループ
2021年中途入社

高度専門人財であるDLSの「エキスパート」たち。
エキスパートが考える、DLSの今と未来とは。

エキスパートたちが、その専門領域で繰り広げる挑戦

八幡: はじめまして、ですね。髙井さんはサイバーセキュリティのスペシャリストとしてキャリアを積み、DLSに入社されたと聞きました。
髙井: そうなんです。以前はセキュリティベンダーの監視部門にいました。その知見を活かして、現在は第一生命グループのサイバーセキュリティ対応を担う「CRIST」の構築と運用を行っています。もし何らかの侵害が報告された場合には、インシデント判定も担当しています。
八幡: 保険の契約者さまの個人情報をお預かりしている以上、サイバーセキュリティの重要性は言うまでもありません。その分野に精通している髙井さんには、大きな信頼が寄せられていると思います。その証左に、今回、サイバーセキュリティ領域でエキスパート認定を受けたのでしょう。
髙井: 身が引き締まります。ただ、第一生命グループへの理解は途上であり、知らないことも多いと感じますね。八幡さんが所属するデジタル推進部は、グループ全体の進化を加速させる非常にイノベーティブな部署と聞きましたが。
八幡: AIやブロックチェーンといった最新テクノロジーを、第一生命グループの事業にどう活かすか、日々リサーチやPoC(概念検証)等に取り組んでいます。ビジネス視点の検証だけでなく、もっと視座を高くして将来性ある技術を評価することも私たちの役目でしょう。特に注力しているのはAIの活用です。私はデジタルアーキテクトの領域でエキスパート認定を受けていますが、自身のAI活用への取り組み姿勢や実績が評価されたものと認識しています。

肩書はゴールではなく、さらなる進化の起点

八幡: もちろん人それぞれですが傾向として、キャリアを積むほど現場の開発業務よりもマネジメント業務の比重が大きくなっていきますね。ただエンジニアとして実績を重ねたい人にとって、このエキスパート認定はキャリアパスの新たな可能性を示すものになるのではないでしょうか。
髙井: エンジニアとして道を極めるんだ! という人にとっては非常に意味のある認定になりそうですね。エキスパートの認定には外部機関による審査が伴いますが、審査機関も高度な専門家で構成されているので、現在、自分がエンジニアとしてどのレベルにあるか、客観的な評価を得ることができました。これは率直に言って自信に繋がります。
八幡: 髙井さんならサイバーセキュリティ領域、私ならデジタルアーキテクト領域の専門家として、顧客に対しても信頼性を担保できる点は大きなメリットでしょう。ただ、エキスパートという肩書を得ることがゴールではなく、むしろこれからがスタートだと思っています。社内外からの期待値も上がりますからね。
髙井: しっかり期待に応えたいと思います。サイバー攻撃はものすごい速度で進化していて、最新の知識や技術も一年で古びてしまうほど。肩書にあぐらをかいていたら、あっと言う間に取り残されてしまいそうです。
八幡: エキスパートだからこそ、自己研鑽は必須。そして磨いた技術や知識は、積極的に周囲に発信していく、そんな攻めのエンジニアでありたいですね。

一人ひとりの専門性を結集し、DLSの未来を開く

八幡: それにしても髙井さんのように高度な専門技術を持ち、かつ社外のことをよく知っている人財は貴重です。客観的な視点からDLSの環境をどう評価していますか。
髙井: 最も大きな特徴と感じたのは、心理的安全性が確保されていることです。上司や同僚と連携がしやすく、指摘やフォローがふんだんにもらえる。問題が起きても的確な対処指示を与えるマネージャーがいて、守られている実感がある。ただ、柔和な人柄の社員が多いのか、ミーティングなどではもっと活発に議論したいと思う場面もありますね。
八幡: 環境は会社から提供されるのではなく、自分たちで創っていくもの──そんな組織文化の醸成が必要ですね。ただそれも難しいものではなく、常に前を向いて、向上していく姿勢と実行力があれば実現できると信じています。
髙井: 一人ひとりが尖った技術力を持ちながらも、ひとつのチームとして団結することが優れた組織の在り方かもしれません。私も、メンバーのスキル向上や組織文化の進化に貢献したいと思います。
八幡: 非常に心強いです。一緒にDLSを盛り上げて、第一生命グループ内外から一目置かれる企業を目指しましょう。